キッチンナイフのお手入れと収納方法：

ナイフにとって最適なのは、使った直後にシンクで洗うことです。流水の下で、ブレードを指でこすります。鋭い刃先に触れないように注意しましょう。タオルやスポンジを使ってもかまいませんが、ブレードのメタルの表面を傷つけないように、清潔なものを使ってください。

使った後にできるだけ早く洗うことが重要です。塩分や酸を含む食材は、洗わずに放置するとブレードのシミやサビの原因になります。

水洗いで十分です。ビクトリノックスのステンレススチールブレードは、製造工程で入念に研磨されているので、食材が付着しにくくなっています。唯一の例外は脂肪分の多い食材です。その場合も、少量の台所用洗剤を含ませたスポンジで十分きれいになります。

安全を確保するため、ナイフを持つときは、ブレードの表面全体と鋭い刃先が常に見えるように、ブレードをシンクと平行にして持つことをおすすめします。

合成樹脂素材でできたハンドルの家庭用ナイフはすべて、食器洗い乾燥機使用可です。しかし、大きなナイフはすべて、ウッドハンドルでも合成樹脂ハンドルでも、手で洗うことをおすすめします。

大型のナイフは、食器洗い乾燥機への入れる際に注意しないと、カトラリーバスケットを傷つける可能性があり、それが腐食の原因になるからです。そうなると、食器洗い乾燥機のシステムが間接的にナイフのスチールに影響を与えることになりかねません。また、手洗いはブレードにやさしいので、ナイフの切れ味が長もちします。

食器洗い乾燥機を使う場合は、あらかじめブレードを水ですすぎ、カトラリーバスケットの中で他の金属アイテムに触れないように注意してください。こうして、ブレードが他のキッチン用品やナイフによって損傷を受けることを防ぎます。

食器洗い乾燥機に使う洗剤にも気を付けてください。洗浄力の強い洗剤や、洗剤の使い過ぎも、ブレードのシミの原因になります。食器洗い洗浄機でブレードがきれいに洗浄されないようなら、洗剤を替えてみてください。

もう一つのコツは、洗浄が終わったら、食器洗い乾燥機の扉を短時間開けておくことです。食器洗い乾燥機の中の蒸気や結露も、ブレードのシミや腐食の原因になる場合があるからです。

ナイフは自然乾燥させないでください。ブレードに水垢のシミが残ります。洗浄後のナイフは、コットンまたはリネンの布巾ですぐに拭いてください。ブレードに傷をつけないように、必ず清潔な布巾を使ってください。

ウッドハンドルのナイフの扱いには注意が必要です。絶対に食器洗い乾燥機を使わないでください。シンクでナイフを洗う際は、できるだけハンドルが水に浸からないようにしてください。ハンドルのお手入れは、濡れた布で拭くのが一番です。高い温度や湿気、洗浄力の強い洗剤は避けてください。

ハンドルは、一般的な食用油またはビクトリノックスの保護ワックスで定期的に磨くことをおすすめします。こうすることで、ハンドルに水分が侵入するのを防ぎ、天然の木目や色があざやかになります。菜種油やアマニ油などが使えますが、特に低温圧搾法で製造されたオイルを使うことをおすすめします。このタイプのオイルは、ウッドの細かい気孔をつまらせることがなく、木目にしっかりと浸み込みます。

カッティングボードの種類によっても、ブレードの性能に差が出てきます。天然石や人造石でつくられた硬い表面は、ナイフの刃をなまらせるので避けてください。ウッドやプラスチックのカッティングボードを使うことをおすすめします。ビクトリノックスのカッティングボードは、特にブレードにやさしくつくられています。

プロのコツ：切った食材をナイフで寄せてフライパンや鍋に入れる場合は、ナイフを裏返して背の方を使うようにします。ボードの上をこすることでブレードの刃先がなまるのを防ぐためです。

基本ルールは、ナイフをむき出しで収納しないということです。むき出しのブレードがぶつかり合うと切れ味がにぶり、刃のエッジが他のブレードによって損傷される場合もあります。ビクトリノックスでは、ブロック、引き出し用ホルダー、または壁に取り付けるマグネット式ホルダーにナイフを収納することをおすすめしています。